妊娠するとフライドポテトが食べたくなるわけ

月とみのりアンテナ

妊娠すると味覚が変わる、という話はよく聞きます。特にうわさで聞くのは、フライドポテトやポテトチップス。なんだかジャンクなイメージなのに、おなかで赤ちゃんを育てている妊娠中に無性に食べたくなる・ハマるのはなぜ?

DSC_0019女性の味覚は月経周期に合わせて感度が変動します。これはホルモンが味を感知する機能に影響を与えていると考えられています。妊娠中も同じ作用があり、味覚が鈍くなる傾向が。フライドポテトの塩分は味がしっかりと感じられ、おいしく思うのかもしれません。

また、脂質の摂取量も月経周期によって変わるという研究結果があり、ホルモンの影響と考えられています。妊娠中もホルモンの影響で、油で揚げたものが食べたくなるのかも。さらに油を使っていることによるすべりの良さ・飲み込みやすさも、食べにくいつわり期には大きな魅力です。

心理的な要因も大きなポイントです。きちんとした食事のような「食べなくちゃ」というプレッシャーがなく、手づかみで気楽に・一口サイズで手軽に、とおやつ感覚で食べられるのがフライドポテト。このような堅苦しくない気分が妊娠中には合っているのかもしれません。

そして、食べ物がおいしいと感じるのは、舌や鼻だけでなく脳の役割が大きいことも忘れずに。「妊娠中はフライトポテトが食べたくなるらしい」という情報を知っていると、つわり中でもフライドポテトを食べてみたいという気持ちになるかもしれません。そして実際試してみると、普段よりおいしく感じる…という可能性もあります。

栄養面でいうと、ジャガイモにはビタミンB6葉酸が含まれていて、これはつわり時に有効と言われる組み合わせ。ここにもフライドポテトやポテトチップスが好まれる理由の一つがあるのかもしれません。

かといって、毎日フライドポテトばかりではカロリーや栄養が心配になってしまうのもの。
そんな時はジャガイモのナチュラルなおいしさを活かした、月とみのりおすすめのお手製「ジンジャー&ハニーポテト」はいかが?やみつきジャガイモにつわりに効果があるとされるショウガをプラス、手軽につくれる一品です。
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ご家族やパートナーにつくってもらって、ゆったりと一緒に味わうのもおすすめ。

食べるのがむずかしい、つわり時期。妊娠中の味覚の変化は一時的なものと受け止め、食べられるものを食べましょう。もしも特定の食品にはまった場合には、摂り過ぎに注意しながら楽しんで。つわりに効果が期待できるショウガを使った「つわりレシピ」も取り入れて、なんとかうまくつき合っていきましょう。
そして、つわりが軽くなってきたらいろいろな食品を味わって。月とみのりには、妊娠・授乳期の栄養を考えた産育食レシピがたくさんあります。

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