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編集部が見つけた素敵なモノ&コト

月とみのりアンテナ

赤ちゃんとの対面を指折り待つ日々や、
赤ちゃんと暮らし始めた新米おかあさんの毎日を、
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うれしい・たのしい耳寄り情報が満載です。

液体ミルクがついに実現?

国内では製造されていない「液体ミルク」。常温で長期保存でき、そのままで赤ちゃんに飲ませられるので災害時等の利点が大きく、国内での流通を望む声が上がっていました。その実現が見えそうです。
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熊本地震の際、フィンランドのメーカーから支援物資として届けられた液体ミルク。
日本では作られていませんが、災害時に役立つものとして関心が集まり、粉ミルクメーカーへの製造を願う署名が集められる等、注目されてきました。

政府は、乳児用液体ミルクの国内販売について、2020年の開始を目標とする方針を固めた。

…略…国と都の初の合同会議を内閣府で開く。日本乳業協会などを交え、販売開始に向けた具体策を協議する見通しだ。
液体ミルク、20年販売目標…五輪海外客に対応:政治:読売新聞

そもそも、液体ミルクとはどんなものなのかというと…

液体ミルクは紙パックやボトルに入っており、常温で長期保存できる。お湯で溶く必要がある粉ミルクと比べ、水道やガスなどのライフラインがない時も使えるのが特徴で、欧米では粉ミルクと併用する形で普及している。
乳児用液体ミルク:災害時に重宝 長期保存可能、「製造を」署名急増-毎日新聞

常温保存できるのですね。開封前の紙パック豆乳のようなイメージでしょうか。
海外で普及しているため、2020年オリンピックでの海外旅行客に対応するよう国内販売が望まれています。

この液体ミルク、実はこの国に暮らす私たちにも重要なもの。
災害時のために粉ミルクの備蓄があっても、清潔なお湯が用意できるとは限りません。哺乳瓶を使えばもちろん洗わなければならず、潤沢な水が必要です。
普段なら「母乳育児だから大丈夫」と母乳がふんだんに出るおかあさんでも、避難生活のストレスや食生活の変化等で乳量が減ったり止まってしまうことも。
そんな時、液体ミルクがあればどれほどの赤ちゃんが助かるでしょうか。

日本小児科学会も、東日本大震災を受けて関係省庁への要望として「災害時の液状ミルクと使い捨て哺乳瓶の確保」をあげています(東日本大震災での経験を基に検討した日本小児科学会の行うべき大災害に対する支援計画の総括より)。

そんな、いざという時に赤ちゃんのためにあると安心な液体ミルク。
ただ、業界内からは設備投資による採算性などを理由に慎重論も出ているそう(液体ミルク、20年販売目標…五輪海外客に対応:政治:読売新聞)。

難しい面もあるようですが、実現に向け乳業メーカーを応援していきたいところですね。
そして、もしも販売が始まったら、市区町村はもちろん赤ちゃんのいる家庭でも備蓄をしておきたいところです。

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