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妊娠中は要注意!風疹患者数が昨年の10倍に

今年の首都圏での風疹患者数が昨年の10倍と発表されました。風疹は妊娠中のお母さんたちにとって恐ろしい病気。どうすればいいのでしょうか。

風疹は昔は定期的な流行のあった感染症ですが、近年はワクチンによって大流行が抑えられてきました。
ところが今年は昨年に対し首都圏で患者数が10倍となり、他地域でも流行の兆しが見えてきています。
風疹の恐ろしい点は子どもでまれに重篤な合併症が起こることと、妊娠中のお母さんがかかるとお腹の赤ちゃんに影響が出ること。

風疹に感受性のある妊娠20週頃までの妊婦が風疹ウイルスに感染すると、出生児が先天性風疹症候群を発症する可能性がある。
風疹とは NIID国立感染症研究所

赤ちゃんが先天性風疹症候群となると、どのようなことが起こるのでしょうか。

難聴、心疾患、白内障、そして精神や身体の発達の遅れ等の障がいをもった赤ちゃんがうまれる可能性があります。これらの障がいを先天性風疹症候群といいます。先天性風疹症候群をもった赤ちゃんがこれらすべての障がいをもつとは限らず、これらの障がいのうちの一つか二つのみを持つ場合もあり、気づかれるまでに時間がかかることもあります。
風疹Q&A(2018年1月30日改定) NIID国立感染症研究所

前回の流行は2012~2013年で、先天性風疹症候群の赤ちゃんが45人診断されました。
その際は90パーセントが成人で、男性は女性の3倍でした。(風疹Q&A(2018年1月30日改定) NIID国立感染症研究所)
その原因は成人男性の風疹免疫の少なさにあります。

平成28年度の感染症流行予測調査によると、30代後半から50代の男性の5人に1人は風疹の免疫を持っていませんでした。20代から30代前半の男性は10人に1人は風疹の免疫を持っていませんでした。
風疹Q&A(2018年1月30日改定) NIID国立感染症研究所

と、調査にも現れています。
成人が風疹にかかっても症状は発熱や発疹、関節痛などとなりますが、それが妊娠中のお母さんになると赤ちゃんに大きな影響が出てしまうのです。

では、妊婦さんが風疹にかかったかもしれないという時は、どうすれば良いのでしょうか。
国立感染症研究所では以下のようにすすめています。

先天性風疹症候群Q&A(2013年9月)より

万が一のため他の妊婦さんに接触しないよう、まずは電話でかかりつけ産婦人科に相談を。その指示に従い検査を受け、結果によって相談を進めていくようになっています。

また、ご家族にワクチン未接種の人や免疫の低いと思われる世代の人がいる場合は、免疫を調べてもらうのも良いでしょう。妊婦さんだけでなく、家族全員でお腹の赤ちゃんを守っていくのが理想ですね。

この風疹の流行を受けて、「コウノドリ」の風疹エピソードが24日まで無料公開されています。


「コウノドリ」はドラマ化もされた人気マンガで、産科医の主人公が様々な妊婦さんと出会い向き合っていく物語。
公開された風疹のエピソードは全3話となっていますが読みやすいので、身の回りの知ってほしい人に勧めてみては。

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