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みんなのおすすめ本を紹介します

月とみのり図書館

妊娠中に読んでおきたい本、産後に助けられた本。
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6月の図書館

妊婦さんとおかあさんのための「月とみのり図書館」今月はこちら。「いもうとかいぎ」「えとえとがっせん」「ばけねこぞろぞろ」の3冊です。

いもうとかいぎ


いもうとかいぎ
石黒亜矢子 (作、絵)

妖怪なのにどこか可愛く憎めない。石黒亜矢子さんの作品は、一見ギョッとするような独特なキャラクターを可愛く面白く描いていて、読んでいるうちに愛着が沸いてきます。
また、絵の端々まで細かい描写があって、読み直すと新たに気づく事があったりして、大人でも楽しめる絵本です。
この「いもうとかいぎ」は、「いもうと」の立場である仲間たちが集まって、常日頃姉たちからどんな仕打ちを受けているのか、それぞれの不満を発表し、どうやって仕返しをするかを相談しあうお話です。
いろんな仕返しを考えるけれど、やっぱりお姉ちゃんが好き。お姉ちゃんも、やっぱり妹が可愛い。そこには愛があってほっこり。兄弟姉妹のいるお子様におススメの一冊です。

えとえとがっせん


えとえとがっせん
石黒亜矢子 (作、絵)

十二支に選ばれず、主役の座を奪われた動物たちが、威張り散らしている十二支に戦いを挑むお話です。
この絵本は、室町時代に実際にあった絵巻物を題材にされているそうで、特に、戦いのシーンの繊細で本格的なイラストは、勢いがあって見応えがあります。
迫力迫る描写もありながら、登場する動物たちはみんなどこかとぼけていて、憎めないキャラクター。戦いといえども、シリアスにならず「お笑い」的要素があちこちに散りばめられていて、笑いながら読める内容になっています。
果たして戦いの決着はどうなるのか!?最後は思わずクスッと笑ってしまう展開をお楽しみに。

ばけねこぞろぞろ


ばけねこぞろぞろ
乾栄里子(作)、西村敏雄(絵)

猫をいつもいじめていた「おれ」。お母さんにいつも怒られていたのに、いじめることをやめなかった。そんなある日の真夜中、ついに猫たちがお化けとなって仕返しをしにやってきた!
危機迫る「おれ」の前に、飼い猫の「トン」の姿が。
真夜中の出来事は、いろんな想像を掻き立てて、気が付けば物語の中にどっぷり。
妖怪の絵は独特だけど、怖いだけじゃないストーリーに心が温かくなります。
動物を飼っている人も、そうでない人も、仲間や家族を大切にすることを学べる一冊です。

おすすめ人プロフィール

いまいりえ

ベリーダンサーとして数々のショーに出演したり、関西のダンススタジオでインストラクターを務めておりましたが、昨年男児を出産し、現在育休中。
毎日愛しい我が息子のために絵本を読み聞かせています。息子はすっかり絵本好きに。
息抜きはおいしい店探し。息子を連れてあちこち出かけています。産後ダイエットが全く進まないどころか増量中。
そろそろ、もそもそと本格的に動き始めたくなった今日この頃。まずは体を戻すべく奮闘中。

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