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月とみのり図書館

妊娠中に読んでおきたい本、産後に助けられた本。
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7月の図書館

妊婦さんとおかあさんのための「月とみのり図書館」今月はこちら。「ええところ」「へなちょこ」「すきになったら」の3冊です。

ええところ


ええところ
くすのき しげのり (著) ふるしょう ようこ (絵)

自分には「ええところ」(長所)なんか、ひとつもないねん―
自分に自信のない女の子が、友達の一言で自分の長所、そしてもっと大切なことに気付いていくお話です。
「あぁ、わかるなぁ」と思わず読みながら自分と重ねてしまい、ジーンと暖かい気持ちになるようなストーリーでした。
彼女たちが話す言葉は関西弁。関西人の私にとって、とても読みやすく、すうっと自然に言葉が気持ちに入ってきます。子供にも自然な言葉で読み聞かせが出来ました。
あと、イラストもおしゃれで可愛いく、飾っていても絵になるので、大人へのプレゼントにも良いかもしれません。
心が疲れたら、ふっと読み返したくなるような、大事な一冊になりそうです。

へなちょこ


へなちょこ
くすのき しげのり (著) ふるしょう ようこ (絵)

前作「ええところ」で励ましてくれた、あいちゃんの友達、「ともちゃん」が今作では主人公となって描かれています。
ともちゃんはなんでも器用にこなす、頼れる女の子。でも実はなわとびが苦手。
それなのに、友達のあいちゃんに、なわとびができると嘘をついてしまいます。
そんなともちゃんに、今度はあいちゃんが手を差し伸べる番。
ちょっと「ええ格好」をしてしまい、自分を「へなちょこ」だと言って落ち込むともちゃんを、励ますあいちゃんの言葉たちは愛がいっぱいで、大人の私にもはっとさせられるような視点で気づかされることがありました。
本当のやさしさってどんなことかな?親子でそんな話をするきっかけが作れそうな本です。

すきになったら


すきになったら
ヒグチユウコ (著)

誰かを好きになったら、どんな気持ちになるんだろう?
詩のようにきれいな言葉の羅列が、そんな気持ちを忘れかけていた大人の心にも響く一冊です。
特に作者・ヒグチユウコさんの作品は、繊細なタッチで描かれる人や動物が印象的で、言葉の美しさと合わさって、なんだか意味ありげでドラマティックな一冊になっているように思います。
子供にも読める内容ですが、中高生や大人でもそれぞれの年代に合わせた読み方が出来る内容なので、子供が大人になるまで繰り返し読むような大事な一冊になりえる作品だと思います。

おすすめ人プロフィール

いまいりえ

ベリーダンサーとして数々のショーに出演したり、関西のダンススタジオでインストラクターを務めておりましたが、昨年男児を出産し、現在育休中。
毎日愛しい我が息子のために絵本を読み聞かせています。息子はすっかり絵本好きに。
息抜きはおいしい店探し。息子を連れてあちこち出かけています。産後ダイエットが全く進まないどころか増量中。
そろそろ、もそもそと本格的に動き始めたくなった今日この頃。まずは体を戻すべく奮闘中。

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