はじめよう、子育てハンドメイド

月とみのりアンテナ

育児にまつわるあれこれの手づくりレシピをお伝えする人気連載「つくるまいにち」。子育て中の手しごとについて、ママクリエイター森国雅子さんにインタビューしました。

スタッフそえこつくるまいにち」は子育てする中で作ってみたいアイテムとわかりやすいレシピで、月とみのりの中でも人気コーナーのひとつです。でも森国さんは昔からハンドメイドをされていたわけではないそうですね…?

森国さん そうなんです。ミシンを持ったのも、第一子出産後だったんですよ。母が出産の祝いに何かプレゼントを…と言ってくれたので、いずれ必要になるかもしれないミシンをリクエストしたんです。
子どもが女の子だったということもあり、気軽な気持ちで服でも作れたらと本を読んだりネットで調べてチャレンジしてみたところ、下手くそながらも服を完成できたことに感動し、そこからは一気にはまってしまいました。

—— 確かにミシンは子どもを持つと使う時が来そうに感じるアイテムですね。私も産後に買いました!でも、それから子ども服を完成させるなんてすごいです。

森国 考えてみると、編み物が得意だった祖母やパッチワークや洋裁好きの母の元で育ったので、たくさん家にあるハンドメイド本などを見てワクワクした気持ちになっていた子ども時代を思い出します。

—— 小さな頃から、手づくり品のある環境だったんですね。

森国 でも、中学校の家庭科はとても苦手で一つの作品を完成させるのにとても苦労した覚えがあります。

—— えぇ!?意外です!

森国 そうですか?(笑)けれど、実際に始めてみると楽しくて…。
子どもは私がミシンを踏んでいると「わたしの?」と完成を嬉しそうに待ってくれました。完成すると喜んで着てくれたり、使ってくれるのでどんどん調子に乗って作ってしまいました。
画像01—— お子さんが喜んでくれるといちばんうれしいですよね。他のご家族の反応はどうでしたか?

森国 横で見ていた夫は、どんどん増える本や布に反対はしなかったものの、内心呆れていたかもしれません(笑)
その時の失敗を繰り返しながらもたくさん作った経験が今に生きています。

—— 旦那さんが見守るなかで作品が生まれていったんですね。

森国 ええ。そうしているうちに、私の作るものに興味を持ってくれる人が少しづつ増え、人に依頼されたり、お店に少し置いてもらえるようになったことで自信を持つことができました。

—— 子育てしながらの作品づくり、大変なこともあったのでは?

森国 まだ子どもが小さく外出しにくかったため、布などの材料はネットを利用し購入していました。
ミシンを使うときは危険なので、子どもの昼寝の時間や夜寝かしつけた後の時間を利用しました。

—— 針やはさみを使いますもんね。

森国 ミシンを使うと場所や用意が大変ですが、編み物なら用意もいらず短い時間でも楽しめるのでおススメですよ。冬などは特に帽子などを編んで手づくりを楽しんでいます。

今では小学3年生になった娘が、針と糸に興味を持ち出したので簡単なものを手縫いして一緒に手づくりを楽しめるようになりました。

—— 「子どもと一緒に手づくり」すてきです!子どもがいるからこその喜びですよね。他に子育て中のハンドメイドで、喜びといえば何でしょうか。

森国 自分好みのものを自由につくることができること、そして喜んでくれたり使ってくれる対象がすぐ目の前にいること、ですね。

—— もう、すぐそこにいますもんね。

森国 レシピを選びそれに合うと思う布を選んでいる時点で大げさかもしれませんがデザイナーだと思います。
自己満足でいい、好きなように自分好みにつくることが手づくりの醍醐味!なので私が紹介させていただいている手づくりのレシピはあくまでも参考です。
布が足りないならちょっとサイズを小さくして作ってみてもいいですし、ポケットは1つのところを2つつけたら便利かも!というように、好きなように自分好みにアレンジして楽しんでもらえるのが一番嬉しいです。

—— 手づくりするひとはデザイナー…!確かに、自分が好きなように自由に作られるのはハンドメイドならではです。

森国 そして、家事などもそうですが、自分のためよりも人のためにと思うと不思議に頑張れます。それは喜んでくれたり使ってくれたり反応があるからだと思います。
作ったものを実際に着せたりして完成を楽しめるのは自分の子だからかもしれません。
また、その様子を写真などに収めておくと、時間が経って見返したとき、それが素敵な記憶として思い出せると思います。

—— 手づくりした品が家族の中の思い出になっていくなんて、ハンドメイド冥利に尽きます。
森国さんは最近さらに、手作りをするだけでなく布のデザインもされたそうですね。
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森国
 印刷物のデザインを普段しているので、描いたイラストをパターン化したものを生地メーカーさんに採用していただきました。
子ども服を以前作っていた時、自分のデザインした柄の布があったらいいのになぁとおぼろげに思っていたことが実現したので、とても嬉しく思っています。

—— すごくかわいいです!

森国 国産のダブルガーゼに加工していただいたので、肌触りも優しく安心して使っていただけますよ。
赤ちゃんや小さい子が使ってくれるのを想定して柄の大きさに気をつけたり、色合いは優しく、でもちょっと他では見かけない色にこだわりました。

—— まさに、月とみのりをご覧のかたにピッタリですね。

森国 この布で手づくりを楽しんで、赤ちゃんやお子さんが楽しく身に付けてもらえたら嬉しいです。


手づくりの楽しさをやさしく伝えてくださる森国さん。
森国さんがデザインされた生地はこちらのお店で購入できます。
・Fabric store HINODEYA http://www.rakuten.co.jp/kijihinode/
present
今回、森国さんことforest designデザインの生地(トリさん柄)を抽選で10名様にプレゼントしてくださることになりました!
プレゼント受付は終了いたしました。たくさんのご応募ありがとうございました。
サイズは1m、ちょうど「つくるまいにち おくるみの作り方」が作れるサイズです。カラーはおまかせください。
ご希望の方はお問い合わせフォームより
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を入力し、コメント欄に「つくるまいにちプレゼント希望」と明記、サイト「月とみのり」の感想をご記入の上、送信してください。
2015年8月31日締め切り、発表は発送をもってかえさせていただきます。
ご応募お待ちしております!

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