母乳は肥満予防に効果あり!? 母乳以外でもできること

月とみのりアンテナ

母乳が赤ちゃんの将来の生活習慣病を防ぐ」ことについて研究が進んでいます。そして、母乳かミルクかにかかわらず、大事なのはやはり、毎日のよい生活習慣。

赤ちゃんにとって母乳は良いところがいっぱい。赤ちゃんにピッタリの栄養で、出産後の母体の回復も促進します。(厚生労働省「授乳・離乳支援ガイド」の策定について
病気になりにくいと聞くこともありますが、最近は赤ちゃんの肥満・将来の生活習慣病を予防する効果がある、と分かってきています。母乳に含まれる脂質が、赤ちゃんの脂肪燃焼スイッチを”ON”にするのです。(産育食ラボvol.6 母乳が生活習慣病を防ぐ!?―最新の研究から―

では、母乳を飲ませたら、生活習慣病にならなくて済むのでしょうか?

子どもの肥満の原因は成人と同様に生活習慣の乱れにあり、たとえば朝食を摂らないとか、夜更かしをする子どもは小児肥満になりやすい傾向があるそうです。もちろん偏った食生活や運動不足もよくありません。まずは子どもの頃から健康的な生活習慣を身につけることが将来の肥満予防につながります
産育食ラボvol.6 母乳が生活習慣病を防ぐ!?―最新の研究から―

母乳を飲んでいたからといって絶対に生活習慣病にならないわけではありません。逆に言えばミルクだから必ず肥満になる、というわけでもありません。
胎児期や授乳期の状態によって生活習慣病のなりやすさに差はあっても、それのみが原因ではないのです。
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哺育方法が完全母乳・混合栄養・完全ミルクのどれであっても、何より
大切なのは家族みんなの健康的な生活習慣です。
夜更かししない、朝ご飯を食べる、運動をするなどの生活スタイルに加えて、大事にしたいのは栄養たっぷりの食事。妊娠・授乳期はもちろん、赤ちゃんが成長し自分で食事をとるようになってからも、バランスの良い食事は健康を保ってくれます。
妊娠中のおかあさんも、授乳が母乳でもミルクでも、この時期に得た自分なりの食事の工夫や習慣は、赤ちゃんの成人期まで見すえた何よりの贈りものとなります。月とみのりには日々のごはんのヒントやレシピが満載。
できることを、できるだけ、自分のペースで。

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